パレット紹介その4

こんばんは!
またしても寝るまでちょっと時間があったのでブログを書いています。最近わりと書いているんじゃないか?!
そういうわけで今日はパレットの絵の具紹介、4回目です~

その4

https://kabe-uchiroom.com/mypage/post.php?id=1683301
上の画像、今見たらえらいひどいですね。そのうち色見本作り直して貼って回るので待っててね…
今日はクサカベのハルモニアゾーンです。よってメーカー名は省いてます。ちなみにハルモニアというのはクサカベさんから出ている分離色シリーズのことです。分離色という名前のとおり、1本の絵の具でも塗ってみると複数の色味が分離して出てくるというちょっと変わった絵の具になっています~

  • 13内側:ウィッチボルドーです。かべうちの色見本には見当たりませんが、のちほど追加したものです。赤系の分離色が1本あってもいいかなと思い買ってみました。これは何色っていえばいいんだろう…濃く塗った部分は暗い赤褐色から始まって、薄くなるにつれごくほんのりと青のような灰色のような色が出てくる不思議な色です。他の色はわりと説明しやすいんですが、これはまだそんなに使ったこともないしうまく説明できない…思いきって彩度高めの赤混ぜると個人的には使いやすくなるかも?と思うので、今度やってみます。
  • 13外側:フォグアッシュです。 グレイの中に青緑が覗くかんじの色です。べースはグレイなので使いやすくてありがたい…分離色は水多くすると色の分離が強くなるんですが、今試しに2つ作ってみた色見本でかなりそのへんの差が出たのでおもしろいです。
  • 14内側:ブルーホールです。青緑から始まって淡く透き通った水色に抜けていくさわやかな色です。成嶋は青緑色がわりと好きなのでこの色もけっこう好きなんですけど、同じパレットにアクアグリーン(10内側)があるのでふつうに塗るぶんにはそっちを使いがち…
  • 14外側:アークティックオーシャンです。ネットで見かけた情報だとフォグアッシュと使ってる顔料は同じで、分量だけ変わっているようです。フォグアッシュはやや暖色寄りのグレイでしたが、こちらはかなり青に寄ったクールグレイです。写真だと分かりづらいけど実物はかなり色味変わっています。こちらも青緑が粒状化(顔料がつぶつぶと固まって見える)します。クールグレイとウォームグレイとで分かれていて使い勝手いいかんじです。余談ですが成嶋はコピックでカラーイラストを始めたので、C系とかW系とかN系とかでなんとなく通じるタイプです。
  • 15内側:スターリーウィンターです。持ってるハルモニアではこれが一番好きかも…暗い青紫の中に青が粒状化して、薄くなると茶色っぽい色が出てきます。ウルトラマリンはけっこう粒の粗い色なのでよく分離色で使われているようですが、こういう茶色と合わさった色がなかなかおもしろくて気に入っています。バーントシェンナなんかとウルトラマリン混ぜるとお手軽に試せるのでたまに遊んでました。
  • 15外側:ダスクスカイです。なんか…すごい…複雑な色です。ベースはピンク?紫?茶色?みたいな暗い色で、中に緑寄りの青(セルリアンブルーかな?)が現れます。分離がおもしろい色なんですが、かえってなかなかうまいこと使えていない…薄くなると出てくるピンクがちょっと彩やかな色なのでそれがむずかしいのかな~
  • 16内側:パープルスピネルです。紫から淡い青の出てくるかわいい色です!じつはハルモニアゾーンの配置はてきとうなんですが、ブルーホールが青緑、パープルスピネルが青紫と同じぐらいの彩度の色が同じ列に並んだので、結果的にはよかったのかなと思います。間に挟まれたスターリーウィンターは…まあよく使うから…
  • 16外側:ミントベリルです。そう、ミントと名が付くのでほたるくんの髪色にどうかと思って買ってみた色です…ただちょっと濃いめなので、実際よく使ってるのはちょうど反対側にあるミントグリーンです。けど分離がかわいいのでたまにこれで塗ったりもします。そう、ミントベリルは分離がかわいい…ベースが濃いめのミントグリーン、そこからセルリアンブルーと黄色が分離していきます。他でなかなかこんなかわいい色はないんじゃないかな…というぐらい。オススメです~

分離色はほんと塗ってるだけでたのしいので、基本の色は揃ったけどなんかもっとないかな…というかたにはぜひ試しに1本買ってみてほしいです。
今のところ日本のメーカーさんで分離色として出してるのはこのクサカベのハルモニアだけ?なので、そこから始めてみて気づけば海外メーカーも気になり…となっていくと思います。こわいですね!
それでは。